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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群について

大きないびきをかき、睡眠中に繰り返し呼吸が止まってしまう病気です。日本ではおよそ300万人が抱えている疾患であると推定されています。呼吸が止まるため息苦しさから眠りが浅くなるので、夜中に何度も目が覚めたり、朝の熟睡感が無くなってしまいます。それだけではなく、脳に十分酸素が行き渡らないために集中力や元気がなくなり一日中ぼんやりしたり、心臓に負担がかかることで不整脈を起こしたり血圧が高くなり慢性化することで心筋梗塞を引き起こすこともあるとされます。睡眠時無呼吸症候群は一般的には肥満体型でいびきをかくような方に多いのですが、欧米人と比べて日本人は骨格自体が小さく喉の奥が詰まりやすい特徴があるため、肥満体型ではない患者様も多く、見た目だけでは判断できないことが多く睡眠状況を検査することで診断を下していくことが一般的です。

検査

  • 簡易検査
    鼻に呼吸センサーを、指に体内の酸素濃度を調べるセンサーを取り付けて検査を行います。ご自宅で検査をして頂き、結果を後日医療機関で解析します。さらに詳しく調べるために、より精密な検査を行う場合もございます。
  • 終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG :Polysomnography)
    終夜睡眠ポリグラフ検査は、睡眠状態を総合的に評価する検査です。簡易検査の項目に加え、脳波や筋電図、眼球の動きなどを測定することで、睡眠の量や睡眠の深さ、睡眠の安定性、覚醒の程度、睡眠の効率などを呼吸状態の詳細とあわせて評価します。検査には1泊2日の入院が必要となります。

治療

  • 持続陽圧呼吸(CPAP)療法
    睡眠時無呼吸症候群の最も重要な治療法であり、中等症~重症の患者様ではCPAP療法が第一選択となります。鼻部に取り付けたマスクから空気を送り込み、気道の閉塞を防ぐことにより、無呼吸を取り除く治療法です。当院では加湿器がついた小型のCPAPを採用しております。
  • 口腔内装置(マウスピース)
    軽症であればマウスピースを作成し、睡眠中の下顎を前方に固定して後退を防止することにより舌の沈下による気道閉塞を防ぎ、空気の通り道を広げることができます。
  • 生活習慣指導
    肥満に伴い発症や増悪を認める場合は減量、また飲酒や睡眠薬により無呼吸の悪化を防ぐために飲酒の制限やベンゾジアゼピン系睡眠薬の制限などがあります。

セルフチェックシート

エプワース眠気尺度表

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は本人が自覚しにくい病気です。そこで、眠気の程度を測定するために、自己診断を行ってみてください。

状態(どんなときに、眠ってしまいますか?)
[0] 眠ってしまうことはない
[1] 時に眠ってしまう
[2] しばしば眠ってしまう
[3] だいたいいつも眠ってしまう
結果 (点数)
[0] [1] [2] [3]
座って読書をしているとき 0 1 2 3
テレビを見ているとき 0 1 2 3
人の大勢いる場所で座っているとき
(例えば、会議や劇場などで)
0 1 2 3
他の人の運転する車に、
休憩なしで1時間以上乗っているとき
0 1 2 3
午後に、横になって休憩をとっているとき 0 1 2 3
座って人と話をしているとき 0 1 2 3
飲酒をせずに昼食後、静かに座っているとき 0 1 2 3
自分で車を運転中に、
渋滞や信号で数分間、止まっているとき
0 1 2 3
合計点数

診断結果

  • 合計点11点以上は、昼間でも眠気が強い(過眠)等の病的領域とされ、睡眠時無呼吸症候群(SAS)にかかっている場合は、治療を要するレベルと評価されています。
  • また、11点未満であっても、慢性的ないびきをかく人、睡眠時に呼吸が止まる人、日中頻繁に眠気を感じる人も、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。

診断結果から、自分が睡眠時無呼吸症候群(SAS)ではないかという疑いを持たれた方は、お気軽に当院までお問い合わせください。

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